どの仕事を始めるにしても、共通して言える事は、実際にどう事業を進めていくのか計画を立てることです。市場リサーチなどを行いビジネスとして成立するかを冷静な目で判断していくことが大事です。具体的には市場の予測やビジネスの仕組み、資金の調達と返済計画などをまとめたビジネスプランを作成し、第三者に評価してもらうことが重要です。個人の思いだけでビジネスを始めると、思わぬところで問題が発生したりします。特に市場の評価については過大に見積もってしまう傾向にあります。評価してもらう第三者を始め過去の人脈などを活用した応援団作りが重要です。
現在の勤務先から独立される場合はできれば友好的に円満退社することをお勧めします。会社の辞め方では会社員時代の人脈を生かすことができない場合があります。特にSOHOの場合比較的小規模な事業から始める場合が多いと思いますので、創業期に勤め先から仕事をもらう事ができれば経営の安定化が図れます。
開業資金（開業に当たっての設備費や事務所などの契約時に必要な資金など）や運転資金は意外と多額になることがあります。自己資金で足らなければ融資等で調達しなければなりません。資金計画は開業に最も重要な問題です。余裕を持って準備する必要があります。
事業を行う場所の確保も重要な課題です。自宅で仕事をするスペースがなければ事務所を借りる必要があります。最近では各地にインキュベーション施設が整備されています。お近くの支援センターなどへ問い合わせてみて下さい。
また、インターネット環境やモバイル環境を整備することで、小さなオフィスや自宅でも遜色なく事業活動が可能になります。従来は資金をかけて、オフィスを整備しなければ、事業活動そのものが成り立ちにくかったのですが、現在では、少しの経費で十分利用できるので、ＩＴの環境を駆使することが効率的な業務推進に結びつきます。仕事の種類によっては、好きな時間に、自宅で仕事ができるものもあります。逆にその分、自己管理には十分注意する必要があります。
仕事の確保にあたっては、ＳＯＨＯ団体が作っているホームページに登録するのも一つの方法です。いろいろなページがありますので、閲覧した上で自分にあったものを選んでみてはどうでしょう。
各都道府県の支援センターには、創業を支援する制度がたくさんありますので、事業の評価も含めてご相談されることをお勧めします。
関連ＵＲＬ
都道府県等中小企業支援センター http://j-net21.jasmec.go.jp/link/tdfk1.html
全国中小企業情報化促進センター http://www.n-i-c.or.jp/
ビジネスプラン・オンラインスクール http://venture.jasmec.go.jp/bpss/index.html
（財）日本ＳＯＨＯ協会 http://www.j-soho.or.jp/
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